みなさんこんにちは!
投資ナースのユウ(@toushinurse_yuu)です!
今日は看護師と退職金について。
皆さんも聞いたことがあると思いますが、「老後2000万円問題」
この話を聞いてびっくりした人も多いかと思います。
背景としては平均寿命が延びていることでしたり、年金の受給金額が減っていたりと様々ありますが、皆さんはどのようにしてこの問題に立ち向かっていますか??
この問題がとりだたされた背景についても見ていきたいと思います!

急に老後に2000万円最低必要とか言われても困りますよね…



絶対無理です!
そもそも老後2000万円問題って何??
老後2000万円の計算根拠~金融庁の報告書を見てみよう~


金融庁の報告によると、老後2000万円問題は以下の条件で算出されています。
総務省の家計調査(2017年)における高齢夫婦の無職世帯の平均から算出されたものになります。
その条件をみてみると、
- 夫65歳 妻60歳 無職
- 30年後まで健在
- その間の家計収支が赤字(生活費が社会保障給付で賄えていない)
- 毎月の収入が約21万円、支出が約26万円で計算
これをもとに計算した結果、老後30年間で約2000万円不足することになります。



え、30年後ってことは、夫は95歳になるわけですよね?
そんなに長生きしますか?



妻の方も90歳になるわけよね…。そこまで生きないかなと思うかもだけど、職場で働いていて、患者さんはけっこう高齢が多いよね。



確かにそうですね!
あまり考えたくないですが、今一度老後の生活をシュミレーションする必要があるわけですね…!
2000万円よりもっと必要?!
2000万円問題を見て、「え、収入21万円もないかも…。」と思った方もいるやもしれません。
そうです。この試算は、「厚生年金保険加入者とその妻から成る夫婦」をモデルにしています。
そのため、個人事業主・フリーターなどの第1号被保険者の場合や独身者は、老後にお金で苦労する可能性が高いということです。
今一度、どれだけ老後年金がもらえるかはしっかりと試算する必要があると思います!
是非、誕生月に送られてくるねんきん定期便を見て、貰える年金額に関してチェックしてみてください。
- ねんきん定期便をチェックしよう!
- 老後のかかるお金についてもシュミレーションしてみよう!
頼み綱の退職金
退職金はいくら貰えるか??


昔は終身雇用制をとられたため、「退職金があるから大丈夫!」と思っている人も多いかと思います。
実際に、老後生活の大きな支えとなってきたのが退職金になりますが、その金額は現在減少傾向になっています。
退職金の平均給付額は約1700万円から2000万円と言われています。
近年でいえば、1つの企業に勤めあげる方も減ってきていますし、複数回転職するかたも多いかと思います。
特に看護師は離職率がとても高いです。
新卒から定年退職まで勤めあげた方が、みなさんの病院やクリニックにいますか??
私の勤務している病棟では残念ながらいませんでした。
転職を繰り返すことによって、退職金をもらえる金額は減っていきます。
今から老後の資金を意識して貯めていく必要があります。



ちなみに私は老後は旅行も行きたいので、2000万円じゃ全然足りないかな



私も全然足りません
看護師歴3年のユウがもらえた退職金
私は夫の転勤に伴い、3月で3年間お世話になった病院を退職しました。
その際に、退職金をわずかながら貰えましたが、ズバリ…25万円でした!
いやー、正直少なすぎです。住民税の支払いで消えるなとしみじみしております。



25万円?!夢も希望もないんですけど…



病院によってはもっともらえるところもあると思うよ。私も前職の時はこの3倍ぐらいは貰えたかな。



転職するときにはそういったところも見据えて探さなきゃですね。



一応これだけじゃなくて、企業確定拠出年金で運用していた分も貰えたよ!また別記事でUPするねX


最後に
退職金と老後2000万円問題について触れてきましたが、老後資金については、2000万円では絶対足りないと思っています。
私自身、老後資金として、6000~7000万円ほどは欲しいと計算しています。
夫は会社員ですので、ある程度の退職金は見込めますが、私自身の退職金についてはまったく期待していません。
60歳までにある程度貯めることができれば、それを運用しながら切り崩していくことができます。
金融庁が投資を促すためにつみたてNISAやIDeCoなどの制度を整えてくれていますが、老後資金に関しては、正直貯金だけで賄うのは厳しいです。投資も行っていく必要があると考えています。
ステイホームが続きますので、皆さんも是非、老後資金について考えてみるのはいかがでしょうか??